ネクスガードスペクトラ注意事項
投与前に必ず血液検査を行い、ミクロフィラリアがいないことを確認した後、投与してください。
犬糸状虫感染犬に投与する場合は、成虫及びミクロフィラリアを駆除するなど適切な処置を行い、投与してください。
ミルベマイシンオキシムの試験において、コリー犬及びその系統の犬種は他の犬種に比べ、安全域が狭いことが示されているので、これらの犬種に対しては、用法・用量を厳密に守ってください。
本剤は、ノミ及びマダニに対し1ヵ月間駆除効果が持続することが確認されているので、ノミやマダニの駆除を目的に継続投与が必要な場合は、これらの寄生虫の駆除効果が持続する期間を考慮してください。
本剤の投与前には健康状態について確認してから、使用の可否を決めてください。
本剤は8週齢未満の子犬、又は体重1.8kg未満の犬には投与しないでください。
繁殖に用いる犬、妊娠中あるいは授乳中の犬に対しては、安全性が確認されていないため、投与を避けてください。
本剤を犬が完全に摂取するまでの間、本剤の一部を摂取しなかったり無くしてしまわないように注意してください。本剤を摂取しなかった場合には、再投与してください。
本剤投与の2時間以内に嘔吐して本剤を完全に排出した場合は、本剤を再投与してください。
本剤は、そのまま又は餌と一緒に投与することが出来ますが、犬がよく噛んで摂取するように工夫して投与してください。
てんかん発作の病歴のある犬に投与する場合は、投与の是非を慎重に判断してください。
本剤は、ノミに対し投与後30分で殺滅作用を発現し8時間以内に駆除することが確認されているので、犬に寄生したノミが産卵する前に殺滅します。新たに犬に寄生したノミが8時間程度は犬の体表に認められることがあります。
副作用
嘔吐、皮膚のかゆみ、下痢、元気消失及び食欲不振がごく稀に認められることがありますが、ほとんどの場合、これらの症状は一過性で治療を行うことなく回復します。
ミルベマイシンオキシムを犬糸状虫感染犬に投与した場合、元気消失、食欲不振、嘔吐、呼吸促迫、大静脈症候群等の症状が現れることがあります。
副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けてください。
成分
■対象体重3.5~7.5kgの場合
Afoxolaner 19mg, Milbemycin oxime 4mg
アフォキソラネル 19mg、ミルベマイシンオキシム 4mg
■対象体重3.6~7.5kgの場合
Afoxolaner 18.8mg, Milbemycin oxime 3.8mg
アフォキソラネル 18.8mg、ミルベマイシンオキシム 3.8mg